●錆(さび)と宇宙
ちょうど良いサイズの材料を残材の中から捜し当てたのですが・・いやもう凄い錆で・・かといって、ほんの少し必要なだけなのに、一本新しい鋼材を注文するのはバカらしい気がするので錆を落として使うことにしました。
とりあえず、ワイヤーブラシでゴシゴシやっては酸洗いし、脱酸してまたゴシゴシ。この徒労とも思える作業の繰り返しで表れた鉄の肌に、驚いてしまいました。錆の下には宇宙がある!・・と云えば少し大袈裟なのですが・・
ん〜この表情は造れない。自然には勝てないですね・・ホント・・。
つい、別の残材をゴシゴシと・・。これもなかなかイケるでしょ。
考えてみれば、『鉄』という素材は精錬され製品になったその時から酸化し始めている・・つまり錆び始めている・・そう云っても過言ではありません。だとすれば、総称としての『鉄』ではなく、『この鉄』が、製品になって・・ある環境で・・ある時間・・存在したと云う証拠が『この錆』であり、錆を落とされ、出現したこの肌もまた、写真のネガのごとき意味を持つことになり、やはり、『この鉄』の存在証明になるのではないでしょうか?・・・・どうも、言葉にすると、やたら理屈っぽくてかないませんナ。
とにかく綺麗なんです!
ん〜やっぱり、錆の下には宇宙がある!すっすごい!!
調子に乗って、こんなにやってしまいました!
・・あれ・・しごと・・何だッけ?『遊んでないでちゃんとしごとしなさい!』・・また、かみさんに叱られるのでした。